選び方・メンテナンス

ミシンの保管方法|長く使わないときの置き場所と注意点|みしんライフ

福岡の出張ミシン修理|みしんライフ筑紫野店

 

ミシンを長く使わないとき、どこにどうしまっておけばよいのでしょうか。福岡で出張ミシン修理をしているみしんライフ筑紫野店には、「久しぶりに出したら動かない」というご相談が数多く届きます。この記事では、メーカーの取扱説明書の注意書きと当店の修理の現場をもとに、ミシンの保管方法と、しまっている間に気をつけたいことをまとめました。

長く使わないミシンに起きやすいこと|当店の修理現場から

当店の施工事例には、「久しぶりに使おうとしたら動かない」「異音だけして全く動かない」「返し縫いをしない」といったご依頼が繰り返し載っています。分解してみると、軸やダイヤルまわりが固着していたり、ほこりがたまっていたりすることが少なくありません。

ミシンは金属の軸や歯車がかみ合って動く機械です。しばらく動かさないでいると、中の油が古くなって動きが重くなったり、部品同士が固まったりすることがあります。とくにロックミシンについては、当店の事例の中でも「使わないと固着しやすい」とたびたびお伝えしています。

ミシンにとっていちばん良いのは、ふだんから少しずつ使うことです。そのうえで、しばらく出番がないときは、しまい方と置き場所に気を配ることで、次に使うときのトラブルを減らせます。

ミシンをしまう前にやっておきたい3つのこと

1. 電源を切り、プラグをコンセントから抜く

JUKIとジャノメの家庭用ミシンの取扱説明書には、どちらも「ミシンを使わないときは、必ず電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてください」と書かれており、感電・火災の原因になると注意されています。同じ説明書では、電源プラグを定期的に乾いた布でふいてほこりを取り除くよう案内されています。ほこりなどが付着していると湿気などで絶縁不良となり、火災の原因になるためです。しまう前に、プラグのほこりも一度ふいておくと安心です。コードについては、JUKIの取扱説明書(機種の一例)に「たばねたりしないでください」とあるので、きつく巻きつけたり縛ったりせず、ゆるくまとめておきましょう。

2. 針板の下とかまのまわりのほこりを取る

糸くずやほこりをためたまましまうと、次に出したときの不調のもとになります。JUKIの家庭用ミシンの取扱説明書(機種の一例)では、針板を外し、ブラシで送り歯に付いた糸クズやほこりを掃除し、内カマもブラシで掃除して布などで軽く拭く、という手順が案内されています。お手入れのときは電源プラグを抜いてから行うよう、注意書きも添えられています。

ただし、針板やかまの外し方は機種によって違います。必ずお手元の取扱説明書に書かれている範囲で行い、分からないところまでは外さないでください。日ごろの掃除のやり方はミシンのメンテナンス方法|掃除・注油の正しいやり方と頻度でもご紹介しています。

3. 「しまう前に油をさしておく」は機種しだい

長く使わないからと、しまう前に油をさしておこうと考える方もいらっしゃいます。しかし、注油が必要かどうかは機種によって違います。たとえばジャノメの公式FAQでは、一般的な水平釜の家庭用ミシンは出荷時に十分注油してあるので、ご自身での注油はしないよう案内されています。油は、取扱説明書で注油が必要だと確認できた機種だけ、指定の箇所に行ってください。分からない場合は油をささずにしまい、次に使う前に取扱説明書で確かめるか、当店にご相談ください。

ミシンの保管場所の選び方|避けたい場所

置き場所については、メーカーの取扱説明書にはっきりした注意書きがあります。JUKIの家庭用ミシンの取扱説明書(機種の一例)では、故障の原因になるとして、次のような場所に設置・保管しないよう書かれています。

  • 温度が著しく高くなる場所・著しく低くなる場所
  • 急激に温度が変化する場所
  • 湿気、湯気の多い場所
  • 火気や熱器具、冷暖房機器などに近い場所
  • 野外や直射日光の当たる場所
  • ほこり、油煙の多い場所

同じ説明書には、落下しやすい場所でミシンを使ったり保管したりしないよう、という注意もあります。ミシンは重さのある機械ですので、高い棚の上や、物を出し入れするたびに揺れる場所は避けたほうがよいでしょう。

ジャノメの家庭用ミシンの取扱説明書でも、長く使うためのお願いとして「長時間日光に当てないでください」「湿気やほこりの多いところは避けてください」「落としたり、ぶつけるなど衝撃を与えないでください」の3点が挙げられています。

家の中で考えると、窓際やエアコンの風が直接当たる場所、台所や浴室の近く、湿気がこもりやすい場所は向きません。ほこりよけには、付属品にミシンカバーが含まれている機種もありますので、あればかけておきましょう。

しまっている間も「ときどき動かす」のがいちばんの予防

保管場所を整えても、何年も動かさなければ部品は固まりやすくなります。当店の施工事例でも、店主が「ミシンは何年も使わないと固着しやすいので定期的に動かして」「動かすことがいちばんのメンテナンス」と繰り返しお伝えしています。とくにロックミシンについては、3か月から半年に1度は動かすことをおすすめしています。

動かすといっても、大がかりなことは必要ありません。

  • 端切れを用意して、直線を少し縫ってみる
  • ふだん使わないジグザグや模様縫いにも切り替えて、選択のダイヤルやボタンを動かす
  • 縫い終わったら、針板まわりのほこりを軽く払ってからしまう

当店の事例でも、何年も直線縫いしか使っていないとジグザグ縫いも固着してしまうため、模様選択のダイヤルを定期的に動かすことが大事だとお伝えしています。ふだん使わない機能ほど、ときどき動かしておくことが大切です。

何年もしまっていたミシンを出すときの注意

すでに何年もしまいこんでいたミシンを出すときは、いきなり電源を入れて縫い始めないことが大切です。まずプラグを抜いた状態で、電源コードとプラグに傷みがないかを見てください。JUKIの取扱説明書では、電源コードまたは電源プラグが破損したときはミシンの使用をやめるよう書かれています。破れや焦げたような変色、プラグの刃の曲がりなどがあれば、コンセントに差し込まずにご相談ください。そのうえで、はずみ車を取扱説明書どおりの向き(JUKIとジャノメの家庭用ミシンの取扱説明書では手前)に、手でゆっくり回してみてください。固くて回らない、途中で引っかかるといった場合は、力まかせに回さず、そこで止めてご相談ください。取扱説明書が見当たらず、回す向きが分からないときも、回さずにご相談ください。使う前に確かめたい点は朝倉市のミシン修理の記事の中で「しまっていたミシンを久しぶりに使う前に確認したい4つのこと」としてまとめています。

なお、JUKIとジャノメの取扱説明書では、メーカーが修理用部品(動力伝達部品と縫製機能部品)を原則として製造打ち切り後8年間を基準として保有する、と案内されています。これはメーカーが部品を持っておく目安で、それを過ぎたミシンが直らないという意味ではありません。当店の施工事例にも、30年ぐらい前に購入したミシンを修理したものがあります。ただし、部品の入手が難しく、修理できない場合もあります。古いミシンだからとあきらめる前に、一度ご相談ください。

中の油が古くなって動きが重い場合などは、分解しての掃除が必要になることもあります。どんな作業なのかはミシンのオーバーホールとは?分解掃除のタイミングと費用の考え方で詳しく説明しています。

しまう前の点検・久しぶりのミシンの修理は福岡のみしんライフへ

「しばらく使わないので、しまう前に一度見てほしい」「何年も押し入れに入れていたミシンを使えるようにしたい」というご相談も承っています。みしんライフ筑紫野店は、修理歴20年・成功率90%で、ブラザー・JUKI・ジャノメ・シンガー・baby lockなどメーカーを問わず修理いたします。通販で購入されたミシンもお受けしています。出張修理は筑紫野市・太宰府市・春日市・福岡市をはじめ、福岡県内全域に対応しています。

症状やお使いの機種が分かれば、お電話やLINE、お問い合わせフォームからお気軽にお知らせください。

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