
「縫っているとミシンから聞き慣れない音がする」――福岡でミシン修理を手がけるみしんライフ筑紫野店にも、異音のご相談はよく寄せられます。音の原因は糸くずや針の曲がりのような身近なものから、内部部品の不具合までさまざまです。この記事では、異音の主な原因と自分でできる確認の順番、修理に出す目安を順に解説します。
異音に気づいたら、まずミシンを止めましょう
いつもと違う音がしたときは、そのまま縫い続けずに一度ミシンを止めてください。音の原因が曲がった針や絡まった糸だった場合、動かし続けることで針が折れたり、かまや針板に傷が付いたりして、軽い不調が大きな故障に広がることがあります。
針まわりや針板を外して確認するときは、ケガや感電を防ぐため、必ず電源スイッチを切り、電源プラグをコンセントから抜いてから作業してください。また、焦げたようなにおいや煙が出ている場合は、ご自分で原因を探さずにすぐ使用をやめ、プラグを抜いたうえで専門店にご相談ください。炎が見える、煙が止まらないといったときは、無理に近づかず119番に通報してください。
ミシンから異音がする主な原因
ジャノメの公式FAQでは、「縫う時の音が高い(大きい)」というご相談に対して、かまへの糸くずの巻き込み、針の曲がり、かまの注油(下糸にボビンケースを使う垂直がまの場合)の3点を確認項目に挙げています。ここではこれに、同社FAQにある糸かけの外れと、はずみ車が固いときの確認項目である天びん付近の糸絡みを加えて、家庭でも確かめやすい原因を5つにまとめました。
1. かまに糸くず・ほこりが巻き込まれている
かまとは、針板の下で下糸と上糸をからめて縫い目を作る部品です。ここに糸くずや綿ぼこりがたまったり、切れた糸が巻き込まれたりすると、回るたびに引っかかって音が大きくなることがあります。ジャノメも、針板を外してかまを掃除するよう案内しています。
ミシンブラシで針板の下とかままわりのほこりを取り除くだけで、音が静かになることは珍しくありません。掃除の具体的な手順はミシンのメンテナンス方法|掃除・注油の正しいやり方と頻度で解説していますので、あわせてご覧ください。
2. 針が曲がっている・先が傷んでいる
見た目では分かりにくいわずかな曲がりでも、針が下りるたびに針板やかまに触れて「カチッ」という音が出ることがあります。ジャノメは異音の確認項目として針の曲がりを挙げ、新しい針への交換を案内しています。また、先が丸くなった針や曲がった針は縫い不良の原因にもなる、とも説明しています。
針は消耗品ですので、異音がしたらまず新しい針に替えてみるのが手軽な切り分け方法です。針をセットするときは、平らな面の向きなど取扱説明書の指示どおりに取り付けてください。針が曲がる・折れる原因についてはミシンの針が折れる・曲がる原因と対処法にまとめています。
3. 上糸が天びんや糸調子の溝から外れている
大きな音がして、かまや布の裏側に糸が絡まり縫い進めなくなる――この症状について、ジャノメは天びんや糸調子ダイヤル横の溝から上糸が外れていないかを確認し、外れていればかけ直すよう案内しています。上糸が正しい通り道から外れると糸に張りがかからず、余った糸がかまに巻き込まれやすくなるためと考えられます。
押さえを上げた状態で、最初から上糸をかけ直してみてください。布の裏に糸が団子状にたまっている場合は、ミシンの下糸が絡まる5つの原因と直し方もご確認ください。
4. 注油が必要なタイプ(垂直がま)で油が切れている
ここは機種によって対応が分かれるので注意が必要です。ジャノメによると、下糸にボビンケースを使うタイプの半回転かま(垂直がま)は、かまを分解して注油するよう案内されています。その際は付属の油さしを使い、注油後は必ず試し縫いをするよう注意書きがあります。
一方で同社は、一般的な水平がまの家庭用ミシンは出荷時に十分注油してあるため、ご自身での注油はしないよう案内しており、さらなる故障を引き起こす可能性があるとしています。ご自分のミシンがどちらのタイプか分からない場合は、取扱説明書で確認するか、油をささずに専門店へご相談ください。
5. 天びん付近に糸が絡んでいる
異音とあわせて、はずみ車(手で回す車)が固くて回らないときは、ミシンの頭部にある天びん付近に糸が絡んでいる可能性があります。ジャノメは、面板をあけて糸を取り除くよう案内しています。面板の開け方は機種によって異なるため、取扱説明書をご確認ください。固いからといって、はずみ車を力まかせに回すのは避けましょう。
自分でできる確認の順番
原因を切り分けるには、手軽で影響の大きいところから順に確かめるのが近道です。作業の前には必ず電源を切り、プラグを抜いてください。
- 針を新しいものに交換する
- 押さえを上げて、上糸を最初からかけ直す・ボビンを入れ直す
- 針板を外し、ミシンブラシでかままわりの糸くず・ほこりを取り除く
- はずみ車が固いときは、取扱説明書に沿って天びん付近の糸絡みを確認する
- 注油は、取扱説明書で注油が必要な機種だと確認できた場合に限り、指定の箇所に行う
- はぎれで試し縫いをして、音が変わったかを確かめる
一度に何か所も触ると、どれが効いたのか分からなくなります。一項目ずつ試し縫いをして確かめるのがコツです。
修理に出したほうがよい異音のサイン
ここまでの確認をしても音が変わらない場合は、モーターやベルト、歯車といった、ミシン内部の駆動部分に原因がある可能性があります。こうした部分は外から見えにくく、分解には専門的な知識が必要です。次のような状態のときは、ご自宅での対処は控えてご相談ください。
- 掃除・針交換・糸のかけ直しをしても、同じ音が続く
- 針まわりではなく、本体の内部から音がしているように感じる
- ガリガリ・ゴリゴリと、何かがこすれるような手応えがある
- 音とともに動きが急に重くなった、速度が安定しない
- 焦げたようなにおいがする、本体が異常に熱くなる
みしんライフ筑紫野店は修理歴20年・成功率90%で、メーカーを問わず対応しています。通販で購入されたミシンや、古い機種でもご相談いただけます。料金やお申し込みの流れなど、ご不明な点はよくあるご質問もご覧ください。
福岡で異音がするミシンの修理をお探しの方へ
みしんライフ筑紫野店は福岡県筑紫野市を拠点に、太宰府市・春日市・大野城市・福岡市全域ほか周辺エリアへ出張対応しています。異音は「掃除や針交換で直るもの」と「内部の点検が必要なもの」が、音だけでは区別しにくい症状です。実物を見せていただくのが一番の近道ですので、無理に分解せずにご相談ください。出張費とお見積りは無料で、修理の前に必ずお見積りをご提示し、ご納得いただいてから作業に入ります。
出張修理の流れや対応範囲は、福岡で出張ミシン修理をお探しの方へで詳しくご案内しています。重いミシンを運び出す必要はありませんので、まずはお気軽にお問い合わせください。




